只今人気上昇中のジュニア留学。大人になってからの留学と何が違うの?

以前に比べ、ジュニア留学で海外に行く子供たちが増えてきました。グローバル化が加速する中「使える英語」が身に付くように国を挙げての改革が進み、2018年度より「外国語活動」という名のもと、小学校3、4年生から英語の授業が導入されることで拍車がかかったのかもしれません。少しでも早く英語に慣れるために、、、と海外ジュニア留学を選択するご家庭もあるのではないでしょうか。そこで、今回はジュニア留学とは何か、どういう利点があるのかをご紹介していきたいと思います。

ジュニア留学のよさとは?

 

ジュニア留学とは?子供の頃から海外留学をする利点


ここで論点となるのは、「ジュニア留学は大人になってからの留学と何が違うのか」「海外留学にはどういう利点があるのか」ということではないでしょうか。

当然のことながら、子供は大人になるまでに沢山の経験を積みながら、色んなことを学び、成長していきます。大人になるまでのこの成長段階は感受性がとても豊かで、驚くほどの吸収力があります。感覚が研ぎ澄まされたこの時期に異文化に触れ、日常とは違った体験をすることは、その後の子供たちの人間形成にとって素晴らしく貴重な経験となり得るでしょう。海外生活で様々な国からの人達と触れ合う中で、「語学学習」という枠を超えた「人生経験」を得ることができ、将来大人になった時に、ひとつの価値観だけにとらわれずグローバルで幅広い視野を持つことが出来るようになるのではないでしょうか。

また、これはジュニア留学に限らず、大人になってからの海外留学についても言えることですが、「英語を上達させるためにどうして海外へ行く必要があるのか」、「日本国内でネイティブ教師と英会話をするだけではだめなのか」という疑問の答えにも繋がります。試験に受かるための英語勉強であれば、日本にいてもできますし、逆にその試験対策に特化した英語塾に行く方が効果的です。
敢えて海外に留学して英語を勉強することの利点は、語学習得はもちろんのこと、それに付随するプラスα=日本にいては経験できない異文化体験であると思います。ジュニア留学では実はこのプラスαの部分が英語学習と同じくらい大切な意味合いを持つのです。

 

Kaplanのジュニア留学


カプランのジュニア留学とは?

Kaplanのジュニア留学は25年の歴史があり、イギリスアメリカオーストラリアカナダの14都市で12歳から17歳までの子供たちを対象としたコースを提供しています。ここではKaplanが提供するジュニアコースの内容を「英語レッスン」「課外アクティビティ」「お子様の安全」という3つの視点からご紹介したいと思います。

 

英語レッスン

近年の語学学習は、英語を「言語として学ぶ」学習方法から「コミュニケーションの手段」として習得を目指す流れに急速に変化を遂げています。
グローバル化が進む中、母国語が英語以外の人達と世界共通語のひとつである英語でコミュニケーションをとる機会が増えたことが一因だとも言われています。そこでは、英語の発音、文法が正確かということよりも、英語を使っていかに効果的に意思疎通をすることが出来るかどうかが成功の鍵となります。「発音や文法をないがしろにしていい」と言っている訳ではなく「英語でのコミュニケーション能力」が重要視されるのです。
Kaplanのジュニアコースでは、コミュニカティブメソッドを採用し、「コミュニケーション能力」を伸ばすようにカリキュラムが組まれています。
Kaplanでは「K+」という独自の教材を開発・使用していますが、大人用の一般英語で使用されている「K+Note」とは別に「K+Teens」というジュニア用の教材を使ってレッスンが進められます。内容はこの年代の子供たちが日々の生活の中で体験するような場面設定がされているので、自然と理解できるつくりとなってます。毎日3時間(*それ以外のプランもございます)あるレッスンは会話が中心で、できるだけ子供たちが話をする環境を作ることを心がけています。子供たちが集中して学習できるように、グループワークやミニプロジェクトなど、楽しいだけではなくチャレンジ精神をくすぐるような課題を様々なアクティビティを通して達成させます。「英語を使って仲間と一緒に課題を達成する」ことで、コミュニケーション力を養います。
ジュニア世代の子供たちは、日本の学校でも現在進行形で英語学習を日常的に受けている学生がほとんどなので、「知識」としての英語は多かれ少なかれ頭の中にすでに「インプット(入力)」されているのです。この「インプット」されている知識をできるだけ「アウトプット(出力)」し、新しい知識と融合させながら語学力を伸ばしていきます。今まで知識として知っていた「英語」を駆使し、コミュニケーションをとることで、意思が通じた喜びを知り、もっともっと上達したいと思う気持ちが後押しして短期間でも驚くほどの上達を見ることができるのです。

 

課外アクティビティー

子供はコミュニケーションの天才です。もちろん、外交的な子供、内向的な子供、それぞれみな性格は違うでしょう。それでも、新しい友達を作りたい、初めてのことにチャレンジしたいという「好奇心」は皆持っていて、そのパワーは計り知れない可能性を秘めています。特に、好きな事や楽しい事にかける子供たちの集中力は感動すら覚えます。子供たちは新しいことを楽しみながら経験し、学んでいくのです。そういう意味でも、放課後の課外アクティビティの時間はただの娯楽時間ではありません。提供しているアクティビティはロケーションによって違いますが、例えば学校でのバーベキュー、サーフィンのレッスンや日帰り旅行にも行きます。英語に囲まれて学校スタッフやクラスメイト達と過ごすこの時間もとても大事な時間なのです。学校のスタッフからの指示はもちろんすべて英語ですし、新しくできた友達と学校で習った英語を実生活の中で使うことによってさらに語学力が鍛えれれます。
大人と子供の英語学習のアプローチは全く違います。この年代の子供たちは人生で初めて体験することが多いでしょう。ここが大人の留学と違う点です。初めてがゆえに、不安でありながらもそれを達成した時の感動を肌で実感することができるのです。その感動を周りの人達と英語で分かち合い、どんどんコミュニケーション力を伸ばしていくことができるのです。
この年代で行く海外留学の醍醐味は、日本語が通じない環境で「親元を離れて海外で生活した経験」ではないでしょうか。不安や喜び、頑張ってコミュニケーションを取ろうとする努力、意思疎通ができた時の感動、短い期間ではありますが、異国で人として一回り成長することがその後の長い人生においてきっと大事な役割を果たしてくれると私たちは信じています。

 

お子様の安全

安全面は保護者の方々が一番心配されることではないでしょうか。25年の歴史の中で、英語教育の流れは変わっても、お子様を案じるご両親の気持ちだけは不変です。Kaplanでは常にそのことを念頭に置き、最初に空港に到着してから帰国されるまでの安全面を最重要視しています。各国の政府機関は、ジュニアコースを提供する団体にかなり厳しい規定を定めています。私たちはその厳しい規定をしっかり遵守し、時にはさらに厳しい規定を自ら課し、コースを運営しています。万が一の時に備えて24時間体制のヘルプラインも設けています。
特に年齢の低いお子さん達にはより手厚いサポートをしています。ただそれは、常に一か所に集めて監督下に置いておくという堅苦しいものではありません。
子供たちの一日のスケジュールはレッスンやアクティビティでぎっしり詰まっています。朝登校して授業が終わっても、常に周りに教師がいる、アクティビティースタッフがいる、ホストファミリーがいる、レジデンススタッフがいる、というように、楽しくのびのびとした生活の中で必ず周りに大人がいて、子供たちの健康面や精神面にも気を配り見守っているということなので、子供たちは安心感を持って生活することができます。

 

感受性豊かな時期だからこそ海外へ


以上、ジュニアコースについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。 「可愛い子には旅をさせよ」といいますね。いつ旅をさせるか、どんな旅をさせるかはそれぞれのご家庭によると思います。一つ言えるのは、子供の成長はとても早く、あっという間に飛び立っていってしまうということです。大人になったときに自分の足でしっかりと人生を歩む力をつけるためにサポートをし、温かく成長を見守っていくのがご両親、そして社会の役割ではないかと思っています。そのための選択肢としてジュニア留学があり、Kaplanのジュニアコースが皆様のお子様たちの人生の一ページとして加わることができれば、とても光栄です。

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