初めての留学でも安心!留学生に優しい国、オーストラリア留学の完全ガイド!

公開日:2016年9月15日 更新日:2019年2月4日

フレンドリーでのんびりした人々と温暖で暮らしやすい気候で、旅行先や留学先としても人気のオーストラリア。
このページでは、オーストラリア留学に興味があるなら絶対に知っておきたい、オーストラリアの基本情報や主な留学スタイルと資金の目安、ビザの種類のことや、各都市の違いについて紹介します。

あなたにピッタリの、オーストラリア留学の具体的なアイデアを見つけてみましょう!

||目次||

1. オーストラリアという国を理解しよう

2. オーストラリア留学が人気の7つの理由

3. 自分に合うタイプを見極めよう!オーストラリア留学の種類

4. オーストラリア留学に必要なビザの種類を理解しよう

5. オーストラリア留学におすすめの都市

6. 外国人の受け入れに慣れている国で安心の留学生活を

 

1.オーストラリアという国を理解しよう 


オーストラリア基本情報

●基本情報
オーストラリアは、オーストラリア大陸とタスマニア島を含む小さな島々からなっています。オーストラリアの国土面積は、約770万km2で、世界で6番目の広さを誇ります。オーストラリアの本土は世界で一番小さな大陸でもあります。殆どの大陸が、多くの国で成り立つ中で、オーストラリア大陸は全てがオーストラリア領という非常に珍しいケースでもあります。

人口は約2,460万人(2017年時点)で日本の人口の約1/5。オーストラリアの中央部と北西部には砂漠地帯が存在するため、人口の殆どが気候的に暮らしやすい海岸沿いに集中しています。

首都はシドニーと間違えられやすいですが、実はキャンベラ。キャンベラは、オーストラリア首都特別地域と呼ばれる、どの州にも属さない地域にあり、オーストラリア連邦の直轄地となります。首都としての歴史は短く、1908年にニューサウスウェールズ州のシドニーとビクトリア州のメルボルンのどちらが首都になるかの決着がつかず、最終的にふたつの都市の間にあるキャンベラを首都に定めることにし、大々的な都市開発が行われた、という嘘のような本当の話があります。

 

●国の特徴
同じ大陸内でも気候に大きな差があり、北のダーウインは熱帯地域で四季がなく、乾季・雨季に分かれますが、大陸中央は砂漠地帯で、国のほぼ真ん中に位置する都市、アリス・スプリングスで、1年を通して乾燥しており、1日に30度近く気温が変化することもあります。

オーストラリア大陸は他の大陸から長い間隔離されていたので、コアラやカンガルーを含む有袋類や、カモノハシやハリモグラの単孔類など、他の地域では見られない珍しい動物が生息していることで有名です。

歴史の浅い移民の国で、特に都市部では多彩な人種が暮らしています。フレンドリーな人が多く、特に地方へ行くほどのんびりマイペース、日本人から見るとすこしマイペース過ぎると思われるかも知れません。

 

●生活情報
先進国の中でも、際立って最低時給の高いオーストラリアは、物の物価も日本に比べて割高に感じることが多いです。とくに嗜好品やサービスを受ける場合の相場が高く、ビール500円~700円、タバコ一箱2000円前後、安いモーテルに宿泊するのに1泊7000円以上、外食すると1人2000円で収まれば良い方です。

日用品の定価も日本に比べて1.5倍であるものが多いですが、スーパーの特売で購入すると半額になっていることも多いので、大手スーパーの特売情報に目を光らせて賢く買い物したいものです。

留学生は加入できませんが、市民はメディケアと呼ばれる国民保険で無料で医者に掛かることができます。ただし病院、医師、看護師は不足気味で、病院では数時間待たされることも珍しくありません。

 

●オーストラリア各州と特別地域の特徴

オーストラリアの各州と特別地域の特徴

オーストラリアは、6つの州と2つの準州といくつかの特別地域で構成されています。先にも述べたとおり、オーストラリアの首都キャンベラは、オーストラリア首都特別地域と呼ばれる地域にあり、シドニーが州都のニューサウスウェールズ州の中にあります。

オーストラリアは州によって気候、文化、日本との時差も異なるので、留学先を決める前に自分に合った州を検討しましょう。

 

・オーストラリア首都特別地域(Australian Capital Territory)
首都キャンベラのある地域であり、オーストラリア連邦議会や連邦最高裁判所などの国家の重要機関が置かれています。シドニーを州都にもつ、ニューサウスウェールズ州の中にあり、州ではなく特別地域といわれます。
日本との時差は+1時間、サマータイム中は+2時間になります。

 

・ニューサウスウェールズ州(New South Wales)
オーストラリアの南東に位置するニューサウスウェールズ州は、オーストラリア最初の英国植民地でもあります。シドニーは国内最大の都市であり、オーストラリアの総人口の3分の1が住む州でもあります。海岸沿いの街は年間を通して暮らしやすい気候です。
日本との時差は+1時間、サマータイム中は+2時間になります。

 

・ビクトリア州(Victoria)
ニューサウスウェールズ州の真下にあり、南側は海に面しています。州都のメルボルンには人口の約70%が住み、州全体でも国内第2位の人口を誇ります。他の州に比べて冬はやや寒く、ウィンタースポーツを楽しむことも出来ます。
日本との時差は+1時間、サマータイム中は+2時間になります。

 

・クイーンズランド州(Queensland)
州都ブリスベンの他に、ゴールドコーストやケアンズなど日本でも有名な観光地のあるクイーンズランド州は、年間を通して温かいので寒いのが苦手な人におすすめの州です。日本から近くアクセスも良好です。多くの都市はリゾート色が強く、都会度ではニューサウスウェールズやビクトリアに少し劣ります。
日本との時差は+1時間でサマータイムは採用されていません。

 

・ノーザンテリトリー(Northern Territory)
オーストラリア北部にある準州で、首府はダーウィン。「地球のへそ」としても知られているエアーズロック(ウルル)や地理的にオーストラリアのほぼ真ん中にあるアリス・スプリングスもノーザンテリトリーにあります。北部は熱帯性気候、内陸部は砂漠気候で冬がありません。
時差は日本時間+30分で、サマータイムは採用されていません。

 

・西オーストラリア州(Western Australia)
国土の約3分の1を占める一番大きい州ですが、その殆どは砂漠、もしくは半砂漠です。州都はパースで、人口の90%以上が州の南西部に集中しています。
日本との時差は-1 時間で、サマータイムは採用されていません。

 

・南オーストラリア州(South Australia)
アデレードのある南オーストラリア州は、本土にある全ての州に隣接している唯一の州でもあります。州の殆どが砂漠地帯であり、人口の殆どはアデレート近辺に集中しています。南半球最大のお祭りである、フリンジ・フェスティバルを筆頭とし、様々なフェスティバルが開催されるフェスティバルの州です。
日本との時差は+30分、サマータイム中は+1時間30分になります。

 

・タスマニア州(Tasmania)
ビクトリア州から更に南に行くとある島で、州都はホバート。今でも自然が多く残る地域で自然が好きな人には、魅力的な州です。一応国際空港を有していますが、オーストラリア本土から空路で渡るのが一般的です。
日本との時差は+1時間、サマータイム中は+2時間になります。

 

2.オーストラリア留学が人気の7つの理由 


オーストラリア留学が人気の理由

オーストラリアは留学先として非常に人気の高い国ですが、人気である理由が勿論あります!他の国と迷っているけど、具体的にオーストラリアで留学する利点って何だろう?と疑問に思っている人に参考にしていただきたい、オーストラリア留学が人気な理由を紹介します。

 

●治安の良さ

銃規制が厳しく、多くの国に比べて犯罪率の低いオーストラリア。治安の良さに加えて留学生を保護する法律が存在し、学費を支払った後に学校が倒産してしまった場合でも、保険によって同様のコースのある他の学校に通えるようになっています。
また、学生ビザを発行できる学校は一定の質を維持する必要があり、その審査も定期的に行われています。

 

●就職の幅が広がる

オーストラリアの大学や専門学校で、学士(Bachelor)以上の学位を習得または、Skilled Occupation Listと呼ばれる職業リストに記載されている職業に関連する2年以上のコースを修了すると、場合によっては、最大4年間オーストラリアに滞在できるTemporary Graduate Visaに申請することが出来ます。
通称卒業ビザと呼ばれるこのビザでは、別の学校に通うことも出来ますし、フルタイムで働くこともできるので、海外で本格的に働く経験を積みたい人や、将来的にオーストラリアの永住権を取りたい人の足がかりにすることも出来ますね。

多くの国では卒業後に就労できるビザを取得するのが難しいので、卒業後の就職に現地で働くことをお考えの人には嬉しい制度です。

尚、オーストラリアのビザの制度は頻繁に変更されます。現在の条件が大学卒業時に適応されない可能性もあるので、学校選び、就学中もビザの変更に関する情報は小まめにチェックすることをおすすめします。

 

●学生ビザで働くことができる

オーストラリアに学生ビザで留学する場合、ビザに関して特別な許可を申請する必要なく働くことができます。
就学時は2週間に最大40時間までという規制はありますが、英語を実際に使って働くことに挑戦できたり、オーストラリア滞在中の生活費の足しにできます。海外での労働経験は貴重なものですので、勉強しながら働ける、というオプションがあるのはポイント高いです。
尚、観光ビザでの労働は禁止されているので、アルバイトをしたい場合には自分のビザの種類を確認しましょう。

 

●誰もが住んでみたい国No.1

オーストラリアは、Global Financeが毎年発表している「世界で最も住みやすい都市」、「世界で最も幸福な国」ランキングの常連です。2015年板では、「世界で最も住みやすい都市」の3位にメルボルン、4位にシドニーがランクインし、「世界で最も幸福な国」には多数の北欧の国がランクインする中、10位に選ばれました。
年間を通して天気が良い恵まれた天候と、発達した医療機関、犯罪率の低さ、全ての人に与えられている教育の機会、平均寿命が高めであることなどが理由としてあげられています。

 

●日本との時差の少なさ

日本との時差があまりないので家族や友達と連絡を取りやすいのも、とくに留学期間が長期になるとありがたく感じられます。
オーストラリア国内でも時差がありますが、シドニー、メルボルンは日本時間+1時間(サマータイム中+2時間)、ゴールドコースト、ケアンズは+1時間、ダーウィン+30分、パースは-1時間です。

 

●交通ルールが日本と似ている

海外留学すると外を出歩く機会が増える人が多いですが、逆通行だと道路を渡るときにヒヤリとする体験をする人も…。オーストラリアの道路は日本と同じ左車線、車も右ハンドルなので、不必要な交通事故を防ぐことが出来ます。
また、日本で取得できる海外運転免許証で車の運転もできるので、車を購入したりレンタカーを借りるときにも、気負わずに運転できますね。

 

●親日家が多い

義務教育中に選択できる外国語に日本語があり、日本食ブームで至るところでジャパニーズレストランを見かけるオーストラリア。お花見やスノーボードで日本旅行を楽しんでいる人も多いです。日本に関心を示してくれることも多いので会話も広がりやすいですし、日本人として暖かく迎えてもらえます。

 

3.自分に合うタイプを見極めよう!オーストラリア留学の種類


オーストラリア留学のスタイル

一言でオーストラリアに留学すると言っても、その手段や目的は人それぞれ。どんな留学スタイルがあるのか、その中で自分に合ったものはどれかを考えながら、オーストラリア留学について詳しく知りましょう。

 

●高校留学

オーストラリアのすべての高校は一定の教育水準を満たしているため、どの学校を選んでも質の高い教育を受けることが出来ます。しかし公立校でも学校によって個性があり、美術や音楽、運動に力を入れていたり、課外活動が他の学校より多かったりの違いがあります。現地の生徒にとっても学区という概念はないので、子供に合った学校を選び、必要があれば途中で転校させることも珍しくありません。

生徒は自分の勉強したい教科を選ぶことができ、各教科についても各自のレベルに合わせたクラスを受けられるようになっています。また、多くの高校で留学生や移民の子供のためのクラスを設けているので、ネイティブの子どもたちに混ざって全てを勉強する自信がない人でも安心して留学生活を送れます。

費用は都市や学校、公立に行くのか私立に行くのかでもかなり差がありますが、学費に年間150~300万円程度で、ホームステイ費用が年間100~160万円(週250~300ドル程度)ほど掛かり、そこに航空券代や保険、制服や教材の購入費用が加算されます。

留学生に人気の都市ですと、シドニーやメルボルンは高く、クイーンズランド州のケアンズやゴールドコーストは比較的安くなる傾向にあります。

 

●大学留学

オーストラリアには37校の公立大学と2校の私立大学があり、全ての大学がAustralia Qualification Framework( AQF )と呼ばれる法律で教育水準が管理されています。また、毎年10校程が世界大学ランキングの200位内にランクインしており、質の高い教育を受けることが期待できます。

ビジネス管理学、会計学、看護師などオーストラリアの永住権に繋がる学科は日本人を含む留学生の人気が高く、とくにシドニーやメルボルンの大学ではクラスの殆どが留学生であることも珍しくありません。

学費は都市や学部、学科によって差がありますが、平均すると年間200万円ほど掛かります。そこに滞在費で、ホームステイで年間100~160万円(週250~280ドル程度)、シェアハウスだと家賃に年間70~130万円(週150~250ドル程度)+食費や生活雑貨費用が掛かります。

 

●語学留学

大学留学は敷居が高いし、英語で何かを学ぶにはまだ英語力に自信がない…、という人にピッタリなのは語学留学。
1週間から学校に通うことができ、一般英語コースやIELTSなどの英語試験対策コース、インターンコース、英語+αのコースもあるので自分に合った留学スタイルを選ぶことができます。

学費は学校によって差がありますが、一般的には月10~15万円程度。食事付きのホームステイ費用は大学留学と代わらず月9~11万円。航空券や海外保険なども合わせて月30万円くらいから語学留学を経験することが出来ます。

 

●ワーキングホリデー

オーストラリアに住みながら、勉強も仕事も旅行も色々やりたい!という人におすすめなのがワーキングホリデー制度です。

留学で一番費用が掛かるのが学費ですが、ワーキングホリデー制度を利用すれば学校に通わずに長期にわたってオーストラリアに滞在することが出来ます。

ただし、ワーキングホリデービザでの滞在は最長1年間(条件を満たすと2年)ですが、そのうち学校に通えるのは4ヶ月まで、申請できるのは18~30歳までという条件があります。ワーキングホリデーでオーストラリアに行きたいとお考えでしたら、タイミングに気をつける必要があります。

学校に通ったり、すぐに仕事を見つけるつもりがない場合には、その期間をカバーできる資金を用意する必要はありますが、逆に学校に通わずにすぐに仕事を見つけるつもりなら、ビザ代、航空券代、保険代と当面の生活費を合わせて30万円くらいで出発できてしまいます。

ただし、海外生活が初めてで勝手が分からない場合には、すぐに仕事が見つからない可能性も考慮して60万円くらい準備したほうが安心です。

 

4.オーストラリア留学に必要なビザの種類を理解しよう


オーストラリアに必要なビザ

日本人がオーストラリアに入国する場合、パスポートの他にビザ(査証)を申請する必要があり、ビザがないとオーストラリア行きの飛行機に乗る前に拒否されてしまいます。
この項目では、留学するときに必要なビザの種類と各ビザの違いについて紹介しています。オーストラリアに滞在する期間と目的により様々な種類のビザがあるので、自分の留学スタイルに合ったビザを余裕を持って申請しましょう。

また、このページでは日本国籍保持者がオーストラリアのビザを申請する場合を想定して紹介しています。他の国籍の人が同じビザを申請する場合、条件が異なる場合があります。

 

●観光ビザ

申請が簡単で申請料も安く、3ヶ月以内の短期留学のときに便利なのがETA(Electronic Travel Authority)と呼ばれる観光ビザです。
最大3ヶ月オーストラリアに滞在することができ、その期間学校に通うことも出来ます。ただしこのビザでの就労は禁止されています。

観光ビザ(ETA)の特徴
・申請料20AUドル(2019年2月現在)
・オーストラリア国外からのみ申請可能(日本からは勿論大丈夫です)
・申請はオンラインからのみ行える
・ビザは基本的に即日発行される
・3ヶ月間オーストラリアに滞在、就学できる
・ボランティアを含むいかなる就労は認められていない
・インターンシップを含むコースには参加できない

 

●学生ビザ

観光ビザ(ETA)では期間が足りない、3ヶ月以上の留学の際に申請するのが学生ビザです。予定しているコース期間オーストラリアに滞在することができ、就学中の労働も2週間に40時間まで認められています。

申請時に学校とコースを決めておく必要があり、申請の際には学校から発行される入学許可証が必要です。

また、どの学校でも学生ビザが申請できるわけではなく、政府に認定されている学校への申し込みが必須となります。

学生ビザの特徴
・申請料575AUドル~(2019年2月現在)
・オーストラリア国内外から申請可能
・申請は主にオンラインで行われる
・ビザは平均14日で発行されるが、それ以上かかることもある
・申請しているコース期間オーストラリアに滞在できる
・2週間に40時間まで働くことが認められている(学校休暇中はフルタイム労働が可能)

 

●ワーキングホリデービザ

ワーキングホリデーでは、1年間オーストラリアに滞在することが出来ます。(条件付きで2年目のワーキングホリデーに申請することも出来ます。)
ワーキングホリデービザでは、最大4ヶ月間の就学、フルタイムでの労働が認められています。
働く時間には制限がありませんが、同じ雇用主の元で働けるのは最大で6ヶ月まで、という決まりがあるので、1年間の滞在中ずっと働きたい場合には最低でも一回働き先を変える必要があります。

ワーキングホリデービザの特徴
・申請料450AUドル(2019年2月現在)
・申請は主にオンラインで行われる
・ビザは基本的に即日発行される
・最長2年間オーストラリアに滞在できる
・滞在中最大4ヶ月学校に通うことができる
・フルタイムで働くことができる
・同じ雇用主の元で最大6ヶ月間働ける

 

5.オーストラリア留学におすすめの都市


オーストラリアでの留学について詳しくなってきたところで、オーストラリアの主要都市の特徴と違いを紹介したいと思います。

広いオーストラリアでは同じ国でも都市によって生活や物価、気候、文化にもかなり違いがあります。せっかくオーストラリアで生活するのですから、自分にあった環境を見つけたいですね。

●シドニー

オーストラリア留学おすすめ都市-シドニー

オーストラリア最大の都市であるシドニーには、約430万人の人が暮らしています。日本との時差は+1時間、デイ・ライト・セービングと呼ばれるサマータイム中には+2時間になります。気候が温暖で過ごしやすく、冬の寒い日でも8℃を下回ることは非常に珍いです。天気の良い昼間には冬でも半袖で出歩ける日も。夏場の平均温度も25℃前後で、30℃を超えても湿度が低いので日本の夏より快適に過ごすことが出来ます。大学の有名所には、オーストラリアで最初に大学で、オーストラリア内でもトップランクにあるシドニー大学やシドニーで2番目の大学でもあるニューサウスウェールズ大学など複数の有名大学があります。

・見所
オーストラリア最大の都市らしく見どころの多いシドニーですが、まずは何と言っても街の象徴オペラハウスです。周囲には小洒落たレストランやバー、綺麗に整備された港、毎週末に開催される大規模なロックス・マーケット、国立公園が隣接しているので、オペラに興味がなくても散策が楽しめます。
また、年末の花火大会や街中が光のオブジェやプロジェクトマッピングで彩られるVIVID、海沿いに並ぶSculpture by the Seaなど、年間を通してイベントも多いです。

・注意する点
オーストラリアは犯罪率の低い国ではありますが、置き引きやドラックなどの犯罪は日本に比べて目につきます。安全だからといって気を抜かず、とくに危険な場所(シドニー中心業務地区近辺ですとキングスクロス周辺など)の夜間の一人歩きは避けて生活しましょう。また、世界各地で頻発しているテロの対象になりやすい都市でもあり、2014年に市内のカフェで立てこもり事件が発生したのは日本でも注目されました。人の集まる場所に出かける際には最新の注意を払いましょう。

 

●メルボルン

オーストラリア留学おすすめ都市-メルボルン

国内ではシドニーに続く大都市で、ヨーロッパの影響を受けた綺麗な街並みが日本人に人気です。人口は約408万人。日本との時差はシドニー同様、+1時間でサマータイム中は+2時間になります。日本同様に四季がはっきりしていますが、夏は湿気がなく冬は日本ほど寒くなりません。夏場の平均気温は26℃前後、冬場は6℃前後。シドニーよりも夏は暑く、冬は寒くなります。高等教育機関の中には、オーストラリア国内で、1位、2位を争うメルボルン大学や薬品開発などで有名なモナッシュ大学などがあります。

・見所
食品やお土産物、衣類やアクセサリー、日用品まで揃う国内最大規模の屋外マーケット、クイーンビクトリア・マーケットは一見の価値ありです。
イベントも豊富ですが、国内で特に有名なのは11月の第一火曜に行われるメルボルンカップと呼ばれる競馬レースで、この日はビクトリア州に限り祝日となっています。また、メルボルンから日帰りで行ける、有名な奇石や海岸沿いドライブの楽しめるグレート・オーシャン・ロードは、メルボルンにいったら絶対に体験したいですね。

・注意する点
シドニー同様、犯罪率が低くても外国であることを忘れずに生活しましょう。とくに治安の良くないとされている、キングストリート、クイーンストリート付近に夜間で掛けるときには気をつけましょう。また、メルボルンの天気は非常に変わりやすいです。1日にすべての四季体験できるなんてこともあるので、服装には余裕を持って出歩きたいですね。

Kaplan International Englishメルボルン校(オーストラリア)

オーストラリア南東部にあるメルボルンは、親しみやすい雰囲気が魅力で、7年間連続して世界で最も「住みやすい」都市に選ばれたところでもあります。カプランのセンターがある場所は、メルボルンのダウンタウンのすぐ近くで、再開発されたとても綺麗なエリアにあります。センターは、ガラス張りのモダンな建物の5階にあり、とても開放感のある場所です。

カプランインターナショナルメルボルン校

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●ブリスベン

オーストラリア留学おすすめ都市-ブリスベン

シドニー、メルボルンに続くオーストラリア第三の都市、ブリスベンには、約209万人の人が暮らしています。日本との時差は+1時間で、サマータイムは採用されていません。

シドニーやメルボルンに比べて夏は暖かく、冬場でも10℃を切ることは滅多にありません。冬が過ぎると気温も早くから上がり始め、夏場は平均30℃と暑く、シドニーに比べて湿度もやや高いです。
寒いのが苦手だからクイーンズランド州に住みたいけど、ある程度都会だけどシドニーやメルボルンほどザワザワしていない都市に留学したい、とお考えの人におすすめの街です。

クイーンズランド州にも国内トップクラスで校舎がとても美しいクイーンズランド大学やグリフィス大学などがあります。

・見所
世界最大規模のコアラ保護区であるローンパイン・コアラ保護区には、130頭を超えるコアラたちが暮らしています。クイーンズランド州はコアラの抱っこが許可されている州なので、定番のコアラを抱っこした写真が撮れるのも人気の理由です。

ビーチでゆっくりしたい人には、州南部のゴールドコーストもいいですが北部にあるサンシャインコーストも人気が高いです。

・注意する点
2001年から2008年まで深刻な水不足にあったブリスベンでは、水を大切にする週間が身についている人も多いです。ブリスベンでホームステイする人は、シャワーの時間があまり長くなるとホストファミリーに快く思われない可能性もあるので注意しましょう。


●パース

オーストラリア留学おすすめ都市-パース


オーストラリア第四の都市、パースには150万人の人が暮らしています。オーストラリアの多くの都市が東海岸に所在する中、パースは西海岸唯一の大都市です。日本との時差は-1時間で、サマータイムは採用されていません。

夏場は平均31℃で温度が上がりますが、乾燥しているのでベタベタした汗を掻かず快適です。冬場も平均15℃と非常に過ごしやすいのが魅力です。

リサーチ力が強みで企業や政府と提携して様々な研究開発を行っている西オーストラリア大学は西オーストラリア州の名門大学のひとつです。

・見所
パースから日帰りできる場所には多くの観光名所があります。
古くて可愛い町並みが残っている街、フリーマントルで食事や散策を楽しむのも良し、ロットネス島でシュノーケリングや大自然を満喫するのも良し、世界遺産であるピナクルズで地面から生えている岩を実際に見に行くもの良いです。

・注意する点
ビクトリア・パークやカジノの周辺は注意が必要なエリアです。とくに夜出歩く必要がある場合、なるべく他の人と一緒に歩く、タクシーを使うなどしましょう。

 

●アデレード

オーストラリア留学おすすめ都市-アデレード

南オーストラリア州の州都であるアデレードは、オーストラリア第五の都市で、約125万人の人が暮らしています。日本との時差は+30分、夏時間中は+1時間30分。アデレードの夏は平均30℃近くまで気温が上がるので暑くなりますが、乾燥しているので過ごしやすく、室内や日陰では快適に過ごすことができます。冬場も7℃を下回ることは殆どなく、日本ほど寒くなりません。南オーストラリア州にも、オーストラリア国内の名門大学をまとめた名称、Group of 8の一つに入るアデレード大学や国内で最大規模の国際大学である、南オーストラリア大学などがあります。

・見所
アデレートから日帰りできる距離にあるバロッサ・バレーは、国内最大規模かつ最古のワイン産地として有名です。ワイナリー巡りをしてオーストラリアワインの試飲をしながらお気に入りを見つけたり、お洒落で美味しいレストランで食事をするのも素敵な休日の過ごし方です。

・注意する点
留学生やワーキングホリデー、観光客が多くないアデレードでは、英語が流暢でないと仕事を見つけるのが他の街に比べて難しい傾向にあります。
もし留学中の生活費を現地での収入に期待しているようでしたら、すぐに仕事が見つからない可能性も考慮して充分な資金を用意してきましょう。

 

●ゴールドコースト

オーストラリア留学おすすめ都市-ゴールドコースト

リゾートして日本でも観光地として有名なゴールドコーストは、人口約55万人。日本との時差は+1時間で、夏時間は採用されていません。年間を通して暖かく、オーストラリアの冬である6月から8月の間でも海水浴を楽しむ観光客が絶えません。(現地の人達が冬場に泳ぐのを見かけるのは稀です。)夏場で30℃を超えることは少なく、冬場も滅多に10℃を下回ることがない、暑すぎず寒すぎずな生活ができる最適な気候です。

・見所
リゾート地として国内外で有名なゴールドコーストには観光客向けのアトラクションが多数ありますが、その中でも57km続く美しいビーチの右に出るものはありません。ゴールドコーストのビーチと市内が見渡せるQ1展望台からの眺めは一見の価値ありです。

・注意する点
多くのオーストラリアのビーチもそうですが、ゴールドコーストのビーチはサーフビーチなので波の状況が分からずに海に入るのは大変危険です。ライフガードがパトロールを行っているエリアには赤と黄色の旗が立っているので、泳ぎたい場合には旗の間で泳ぐようにしましょう。


●ケアンズ

オーストラリア留学おすすめ都市-ケアンズ


グレート・バリア・リーフの入り口であり、日本からのアクセスも良いので日本人に人気のあるケアンズには約15万人の人が暮らしています。日本との時差は+1時間で、サマータイムは採用されていません。ケアンズには四季がなく、湿気が高くて暑くなる雨季と、乾燥していて暮らしやすい乾季に分かれています。雨季は30℃を超える日が続き、湿気も非常に高いので日本の夏に似ています。オーストラリアが冬である6~8月頃でも15℃から20℃の日が続くので、寒いのが嫌いな人にぴったりの街です。

・見所
ケアンズといえば何と言ってもグレート・バリア・リーフです。ケアンズから日帰りで訪れることができる島に行ってみるのも良し、スキューバダイビングやシュノーケルのツアーに参加してみるのも良いでしょう。
カラフルな珊瑚礁やたくさんの魚と泳ぐのは勿論楽しいですが、深いのに驚くほど青く見える美しい海はそれだけでも一見の価値ありです。

・注意する点
ケアンズに限らずオーストラリア全域に共通することですが、一年を通して日差しも紫外線も非常に強いです。とくに日差しの強い午前11時から午後2時頃は出来るだけ室内で過ごすようにし、出歩く場合には日焼け止めを塗る、日よけの長袖を着るなど紫外線対策を行いましょう。

 

6.外国人の受け入れに慣れている国で安心の留学生活を


元々移民の国で人種差別についての教育や意識の行き届いているオーストラリアは、留学生にとって快適に暮らせる国です。

日本語で受けられる留学サービスも非常に充実しているので、初めて海外に行く人も安心ですし、気候や日本との時差の少なさなど、長期の留学でも快適に過ごすことができるので、留学先として考慮してみてはいかがでしょうか?

 

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