自分価値を上げるためにわたしが身に着けた3つのこと

海外留学をするメリットはあるのか?時代は移り変わり、求められる能力やスキルは刻々と変わる中、個人に求められる能力やその価値も多様になりつつあります。澤田健太さんは着実にその価値を積み重ねてきたひとり。セールスを極め、顧客からも絶大な信頼を得ている彼は、驚くことに学生時代の自分には価値が無かったと語ります。社会という大海原の中を泳ぎ、自分の価値を上げていくために必要なことは何なのか?自らを「何も持っていない」、と分析し、国外に飛び出した澤田健太さんの現在に至るまでの3つのヒントをご紹介します。

アメリカニューヨーク留学体験談・澤田健太さん
留学先であるアメリカ・ニューヨーク校のクラスメイトと澤田さん(後方)

 

ヒント1:何もない自分を脱却するために


―海外留学をしようと決意なさられたきっかけのひとつにご自身の価値を分析したことがあったそうですが、当時を振り返ってどの点が弱かったのでしょうか?

語学留学をした理由は、今までまともに勉強もしてこず、大学も無名大学、自分はこのままでも良いのか問いただしました。自分自身に何か武器を持ちたいと考えた際に、語学留学が思い浮かびました。大学時代サーフィンをしにバリ島に夏休みや冬休み期間はずっと滞在していて、外国人とコミュニケーションを取りたいという気持ちも記憶に残っていましたし、海外留学に新しい自分の未来と価値を見出したのです。留学当時は22才。渡航費用もままならず、両親を説得、費用を一時的に借りるなど周囲に自らの決心を伝え渡米しました。

 

ヒント2.英語コンプレックスを克服!英語脳をつくった勉強法


―「英語こそ、人生の付加価値になる」という明確な目的をもって1年間の留学に飛び出した澤田さんですが、実は英語習得には苦労したそうですね。どのように克服をなさったのでしょうか?

「実力がついた」と感じられるモチベーションを保つ授業プログラム「カプランメソッド」にはあるということでしょうか。やはり、自らの実力を感じ続け成長が出来る環境は大切です。カプランでは10週間に一度、クラスのレベルアップの試験を受ける機会があり、そこに向けて勉強し合格するほど自らの実力の伸びを感じました。留学当初はその苦手意識から、日常会話においても四苦八苦の日々でしたが、英語技能における「話す、読む、書く、聞く」のすべてにおいて大きく成長しているのを自らも感じ取ることが多々ありました。

一年を通じて英語だけ勉強するの?と語学留学を疑問視なさる方もいるようですが、学びたいことや、将来の目的、能力に合わせて1週間から最大1年(※留学先の国のよって最大期間は異なります)までの間、臨機応変に授業をカスタマイズできるので飽きなく高いモチベーションを保ち授業に専念することができました。個人的に意識していたのは授業で習得した単語、表現方法、文法を都度その場で書き、実践することで身に着けていきました。もっとも、相手に伝わらないときもありましたが、伝えようとする気持ちが相手に通じて正しい言い方や発音を教えてくれることも多かったので、二重で勉強になりましたね。環境まるごと変えたことであらゆる苦労も今自分の成長に繋がっていると感じています。

アメリカニューヨーク留学体験談・澤田健太さん
留学先であるアメリカ・ニューヨーク校のクラスメイトと澤田さん(後方)

 

ヒント3.英語+αという力は海外こそ育つ?「人間力」


―大学を卒業なさられてから長期に海外留学なさるのは勇気が必要だという方もいらっしゃいます。澤田さんご自身に不安はありましたか?また現職に就くにあたり習得なさられた能力は何だったのでしょうか?

現職では頻繁に英語を使うシーンは少ないのですが、将来は海外移住も視野にいれて、外資系企業での就業機会も考えながら日々の仕事に邁進しています。現職の営業の仕事では、アメリカで学んだ人間力が大いに生きているといえます。クライアントの期待を先読みし、提案をしたり課題に取り組むときに留学時代の言葉が通じず苦労したことが思い出されます。アメリカ生活で経験した人の優しさに触れた経験そのすべてが今の私をつくっています。

アメリカ・ニューヨーク留学体験談・澤田健太さん
放課後のアクティビティで笑顔を見せる澤田さん

 

―これから留学を検討される方に向けてアドバイスをお願いします。

実際に留学をするとなると持参した方が良いものや、為替、生活する地域の安全、また実際留学の手配をしてくださる留学代理店、現地のお金のこと、銀行口座の開設のこと、携帯電話などの通話面など生活に必要不可欠な事を先に調べておくとよかったことを思い出します。また海外留学では英語ができないからこそ学ぶのであって、過剰な不安は不要ですが、単語帳と和英辞典を購入し、基礎英語である文法を自主学習したことは良いウォーミングアップになりました。そのほか、日頃聞いていた音楽は英語の曲を積極的に聞くようにし、仕事も海外の方が訪れるような場所を選ぶなど、英語に触れる機会を持つように意識していました。

 

取材を終えて

人と関わる仕事をする際に必要なのは「人間力」。その人間力は5つ(礼儀正しさ、謙虚さ、やさしさ、信頼と自信に満ちている)と聞いたことがあるのですが、その最たるお仕事である営業マンとして活躍 なさる澤田さんは、そのすべてがそろっているようなお人柄でした。 自らの価値を受け入れ、挑戦し続ける澤田さんがみる景色は留学前とまるで異なると伺いました。

英語を話せるようになるその先に、みなさんはどのような人生を思い描きますか?私たちはこれからもすべての学生の人生の転機となる瞬間を共に過ごせることを楽しみにしています。

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