英語力の不安を海外留学で仕事幅増に!30代の社会人留学の実態

実践の場で使える英語力がない、と実感するのは社会人何年目なのか?仕事が面白くなり始め、海外出張に出たり、会議に参加し意見を求められることも増えるのが30代だろう。 

カプランは社会人男性からも圧倒的支持がある「Intensive English(集中英語コース)」で8か月留学をしたスポーツメーカーでマーケティング・プロモーションを担当する栗田淳氏からビジネスで「伝わる英語力」の重要性とともに、留学後の仕事幅に関して語っていただきました。

 

【写真】インタビューに快く応じてくださった 栗田さんご本人

【写真】インタビューに快く応じてくださった 栗田さんご本人 

 

すべては部署移動がきっかけだった 


―30代でもっとも働き盛りの時に、長期留学に踏み切られたのはかなり決断に迫られていたのでしょうか。 

私はスポーツメーカーの企画・プロモーション部門にいるのですが、入社当時は、海外ブランドの国内展開を行う部門で働いていました。その後、海外ビジネスを行う部門に移動し海外取引先との仕事も増え、次第に「自分はまったく英語で言いたいことを伝えられないな」と思い知らされることが増えてきたことがあります。Eメール対応は出来たとしても、会議で意見を伝えるシーンや、会議の内容についていけないことが多々ある。このままだとこの英語不安が将来的に仕事にも制限が出るのではないかと考えるようになったんです。とはいえ、当時は子供が生まれたばかり。家族に説明し、理解を得た上で、会社の海外研修制度を利用してアメリカに留学を決意しました。 

 

英語+αはアメリカ2都市留学 


―留学期間中はアメリカで2か所のキャンパスで学ばれていますが、それはなぜだったのでしょうか。 

留学期間は8か月。徹底した語学習得にプラスして、アメリカ西岸部、東岸部それぞれを視察し、アメリカのマーケットも知りたいと考えていました。長期5か月以上の留学であれば、同国内であれば転校も出来るカプランは、私の考えに合っていました。結果、全米に16か所以上あるキャンパスからニューヨークと、ポートランドの2都市に絞り、現職と関連のある店舗の視察、現場経験の機会も得て実りある留学になったとおもいます。滞在先は、基本的には学校から紹介されるホームステイと決まっていましたが、さまざまな国籍の方と接する機会に恵まれ、英語を介して他者の考えや、表現を理解できるようになりました。英語を話すのは必ずしもネイティブだけではなくて、英語を通じて多国籍の方と触れ合える環境にあるのはとてもよかったといえます。 

※現地企業さまでのインターンや仕事経験カプランでは取り扱いはございません 

 

集中クラスわずか3か月でレベルアップ!その後の海外生活がスムーズに 


―出発なさる前は英語資格TOECIで600点台であったということですが、実際授業を受講してどのような変化がありましたか? 

まず、驚いたのは「カプラン・インターナショナル・ランゲージ」の学生の質の高さでした。 

留学スタート当初はTOEIC600点程度。周囲の学生の勢いに圧倒されつつも、一時もはやく彼ら以上の熱意で習得しようと意気込みました。はじめの数か月はステイ先と学校の往復のみ、とにかく勉強に費やしましたね。 

結果、3か月でレベルは2段階アップ。 

当時私が在籍したクラスは、「Intermediate」(中級)で、英語力がある程度ある学生がいます。しかし、ネイティブの集団と集まって話すシーンになるとやはり多少は狼狽える。様々英語スピーカーとともに英語4技能を習得する一般英語のクラスに学び、毎日合計4.5時間もの時間をどっぷりと英語につぎ込み、一気にベースアップを図ることができました。 

 

【写真】現地に馴染みすっかりリラックスした表情を見せる栗田さん

【写真】現地に馴染みすっかりリラックスした表情を見せる栗田さん

 

―学校卒業後、1か月インターンシップの機会もあったということですが、いかがでしたか? 


会社の計らいもあり、ポートランドで3か月学んだ後、再びニューヨークに戻って1ヵ月間のインターンプログラムに参加しました。インターン先は私が担当するブランドを取り扱うセレクトショップで、現地スタッフとともに働きました。当初はネイティブであるスタッフ同士の会話は理解できず、厳しさを感じる局面もありました。しかしこの1か月でさらにリスニング能力も伸び、現在は海外クライアントを招いた展示会や、海外出張、と英語でのビジネスや交渉の場も臆することはなくなりました。何より、英語で仕事幅を狭めたくないと思った当初の目標を達することは出来たと思いますし、英語に対して恐怖心はなくなりました。 

 

-8か月という留学期間を経験して、英語力のほかに身に着いたことはありましたか? 


社会人で長期に渡り時間を取ることは難しいと思いますが、8か月といっても意外と短い。限られた時間を3分割し、はじめの2か月で一定レベルの英語力を身に着けた後、その後現地学生との交流時間にも配慮しました。この時期は身に着き始めた英語を使うシーンが増えてさらに実力を感じられるようになったんです。またアメリカの広大な大地でアウトドアスポーツを堪能する機会も恵まれ、アメリカの生活、モノづくり、その市場との関係理解を深めることにもつながりました。 

その後、ニューヨークで1か月のインターンも経験したので以前と比較にならないほど、英語で仕事をする恐れはなくなりました。また、現地で学んだからこそ、ニューヨークとポートランドでは消費需要の異なりを知れたこともあります。例えばポートランドはモノづくりの背景を大切にする土壌があるようで、日本ではあまり見られない中古品がファーストフロアを占めることもあります。一方で老舗のアウトドアスポーツ用品店や、地産地消を大事にする食品や製品のショップがある。またニューヨークでは、消費文化で世界から最新のモデルが日々紹介され、アメリカの西東でこれほどまでに価値観も異なるのかと思ったものです。こうした経験は、今後の仕事に必ず活かされてくると感じていますね。 

 

【写真】留学先でのシーン 栗田さん

【写真】留学先でのシーン 栗田さん 

 

-最後に、社会留学で語学の習得と実務との習得に悩む方にアドバイスはありますか?


私の場合は、初歩的な英語力はある程度マスターしていました。とはいえ、伝わる英語力とは限らない。周囲の留学経験者から「カプラン」はカリキュラムがしっかりとしていると勧められたのですが、実際に授業を受けると発言のシーンが多いことはもちろん、多様な英語に触れる機会があり、その多様性に学び、自身も鍛えられたとおもいます。また習得した英語を課外で活用することも非常に有効的だとおもいます。

 

取材を終えて

30代はその後のキャリアをつくる重要なステージとあって、早くから自らの仕事人生を客観視して、着実にスキルを身に着けた栗田さんの姿勢は印象的でした。

現在は海外クライアントとの交渉でも臆することなく仕事に邁進なさり、これからのご活躍が期待されます。カプランでは「30+(サーティープラス)」キャリア層の留学もご用意しています。ぜひ、お仕事に活きる英語を習得しませんか?

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