「Be動詞って何?」の僕が英語上級者になるまで~留学という選択~

学生時代はスポーツに没頭し、英語環境とはほど遠い人生を送ってきた浅香豪(あさか たける)さんは、当時日本の大学に在学する3年生。あるとき、自分の中にある思いを胸にアメリカに飛び出しました。英語初心者のクラスから着実に英語力を伸ばし、現地企業のリサーチプロジェクトを終えるまでに成長した浅香さんのリアルな声を伺いました。

留学体験談:ASAKA TAKERU

 

自分の人生で今成し得たいことってなにか??


- 語学留学をしようと決意した背景は何だったのでしょうか?

語学留学をするということは、僕の一つの夢でした。親戚がサンフランシスコに住んでいて、以前に何度か滞在したことがあり、それをきっかけにアメリカが好きになりました。親戚からアメリカでの語学留学を勧められていたものの、小学校から高校卒業まで野球に打ち込んでいたため、正直、留学する時間がありませんでした。大学入学を機に野球は辞めましたが、何か打ち込めるものに取り組みたいと思い、ライフセービング部に入部を決めました。ライフセービング部ではキャプテンを務め、高校時代と変わらず忙しい日々が続きました。ある時、自分の今までを振り返ってみて、大学生活の中でしておきたい夢を思い出し、キャプテンの引継ぎを終えた時期に語学留学を決意しました。

最初は親戚のいるサンフランシスコへの留学も考えましたが、あまり親戚に迷惑をかけたくなかったこともあり、ロサンゼルスに決めました。ライフセービング部の時、海で練習したことがきっかけでサンタモニカなどのビーチも知っていたので、そういったところに憧れていたのもロサンゼルスに決めた理由の一つです。学校選びは、高校時代の野球部のチームメイトがカプランウエストウッド校に留学経験があり、彼に勧められてカプランに決めました。

 

Be動詞って何?からの海外留学がスタート


- 長年の夢を追いかけた結果だったのですね。今回の留学は長期間でしたが、留学前の準備はどうしましたか?

日本での情報収集は、そのチームメイトからカプランについての話を聞いてました。また、留学エージェントからも、学校やロサンゼルスについての話を聞いていました。ただ英語に関しては、高校時代はスポーツに没頭していたため、全くといっていいほど勉強をしたことがなく、「Be動詞」が何かさえも知りませんでした。学校が始まる前にある程度の準備をしようと思ったのですが、何からどう勉強すればいいのか分からず、気付いた時には留学直前になっていました。

 

- 準備万全とは言えなかった中での留学生活のスタートでしたが、いかがでしたか?

僕の最初のクラスは、一番レベルの低いクラスでしたが、正直そのクラスでさえも理解することがかなり難しかったです。英語が聞き取れず理解ができないことがとても悔しくて、最初の2ヶ月は学校が終わってから先生に頼んで宿題をもらい、すぐに帰宅してひたすら勉強をしていました。カプランの先生たちは、とても親切な先生ばかりでとても熱心に英語を教えてくれました。最終的には上から2番目の『Advanced』というクラスで勉強することができました。クラスは多くても15人程度なので、全員に発言する機会がまわってきます。授業の形式も日本とは違って自分から積極的に発言しなくてはいけないので初めの頃は慣れるのに時間がかかりました。僕がいた時はアジア圏からの生徒が多かった印象がありますが、カプランには色々な国の生徒がいるのでバランスも良いです。僕自身アクティビティにあまり参加することはありませんでしたが、学校は毎日のように様々なアクティビティを企画しているので充実していて、カプラン全体の雰囲気もとても良いです。

留学体験談:ASAKA TAKERU
国籍も年齢も多様なクラスメイトと教室で。

 

初めてのことばかりだったけど、全てが良い経験に


- 英語レベル上級者が選択できる「ビジネスリサーチプロジェクト」に参加したのは何故ですか?

僕が『ビジネスリサーチプロジェクト』を選択した理由は3つあります。
まず、語学留学中に何か形に残ることに取り組んでみたかったのと、周りの人とは違ったことに挑戦してみたかったからです。3つ目は、このプロジェクトの担当の先生が僕の1番最初の先生だったからです。その先生のクラスからレベルが上がってからも毎日宿題をもらっていました。毎日のように話をしていたこともあり僕の中では1番信頼のできる先生です。その先生からプロジェクトを勧められた時には断る理由もなくチャレンジしてみたいと思いプロジェクトに参加しました。最初の2つも大きな決断理由ですが、先生に勧めてもらわなければこのプロジェクトを知ることはなかったかもしれないと考えると3つ目の理由の方が大きいのかもしれません。

 

- ビジネスリサーチプロジェクトで学ばれたことは何ですか?

プロジェクトを通して多くのことを学びました。日本とアメリカの企業の違いを勉強したり、英語の履歴書の書き方やビジネス電話のかけ方を練習したり、今までに経験したことのない経験を沢山することができました。企業の方にインタビューする際、どの単語が目上の人と話すときに適しているのかを考えなければいけませんでした。なのでビジネス用語を学んだことでより多くのことができるようになりました。プロジェクトの後半には、レポートを書きました。正直、通常のクラスではこのような経験をしなかったので、とてもいい経験になりました。また、このプロジェクトについてのプレゼンテーションをクラスメイトの前で行いました。今までプレゼンテーションをしたことがなかったので、事前に準備はしていたものの当日はかなり緊張しました。でもとてもいい経験になりました。

アメリカ短期留学体験談:ASAKA TAKERU
初めてのプレゼンテーションは英語で!

 

留学を経て、今後の明確な目標ができた


- 11ヶ月の留学期間を振り返って今の心境は?

僕は大学を休学して留学したので、今は大学4年生です。そのため就職活動も同時に始めることになります。留学前は、将来何がしたいのか分かっていませんでしたが、今は明確な目標が見つかったのでそれに向かって頑張っています。いつかまたロサンゼルスに戻ってこれるように英語の勉強も続けていきたいです。この11ヶ月で色々な国の友達と知り合えたことは今まで経験したことがなく、とても濃いものとなりました。本当にあっという間でした。今後も留学中に築き上げた人との繋がりを大事にしていこうと思います。

 

- 留学を検討されている方に向けてアドバイスをお願いします。

僕は、ほぼ準備なしで渡米したので、最初の2ヶ月程は本当に苦労しました。英語に関しては、基本的な知識があるのとないのでは差が出るということを身にしみて感じました。そんな僕でも、後半はロサンゼルスでの生活も難なく過ごすことができました。準備ができるのであれば準備をしておいて損することはないと思いますが、それ以上に『何事にもトライし諦めない気持ち』を持つことも大事だと思います。

アメリカ長期留学体験談:ASAKA TAKEUさん
ずっとサポートしてくれた先生と

 

取材を終えて

豪さんの前向きで真摯な姿勢は現地の学校スタッフからも信頼が厚いものでした。アメリカ留学で確かな語学力を身に着けるという長年の夢を確かにカタチに変え、人生その時々をしっかりと見据えてポジティブに未来を捉えて更なる抱負を語ってくださいました。豪さんのように、常に前向きに自分の気持ちと周囲への感謝を忘れない心根は“確かな英語力”という最高のスキルになり彼の人生を明るく照らすパートナーになったのではないでしょうか。豪さんのご活躍がわたしたちも楽しみでなりません!

 

カプランの長期留学
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